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ある出会いから生まれたボードゲームの話

小学生の頃から、ボードゲームが好きでした。
中学生になっても、それは変わりませんでした。

最初は、ただ自分が楽しむために遊んでいました。
でも中学生・高校生の頃、親戚の子どもたちと遊ぶ機会が増えたことで、少しずつ気持ちが変わっていきました。

「自分の好きなもので、人を楽しませることができる」

誰かが笑ってくれる瞬間を、目の前で見られる。
その時間が、何よりも好きになりました。

現在、専門学校に通っています。
あるとき、「自分に何かできることはないか」と考えました。

そこで思いついたのが、
ボードゲームを持ち込んで、放課後の時間を楽しくすることでした。

ただ遊ぶだけでもよかったのかもしれません。
でも僕は、その時間を“ただの遊び”で終わらせたくありませんでした。

せっかく時間を使って集まってくれるなら、
その時間を、できる限り最高のものにしたい。

そう思い、事前にアンケートを取り、参加者に合ったゲームを選び、
ルール説明の練習もして本番に臨みました。

その結果、その企画は一度きりでは終わらず、
やがて定期的に開催されるようになりました。

でも、それでも僕は満足できませんでした。

もっと多くの人に、この体験を届けたい。
もっと多くの人に、この“感情”を味わってほしい。

そして、次に挑戦したのが
「学童保育でのボードゲームの先生」でした。

2025年2月、実際にとある学童保育にお邪魔しました。
バッグいっぱいにボードゲームを詰め込んで、
「今日を楽しかったと言ってもらえる日にしたい」
そう思って、その場に向かいました。

その日、ある男の子と出会いました。

市販のボードゲームで3〜4人で遊んでいたとき、
その子が、想像を超えるリアクションで喜んでくれたんです。

僕は、その光景に衝撃を受けました。

「ボードゲームって、ここまで人を動かせるんだ」

帰り道、余韻がすごくて、
いろんな感情が混ざり合った不思議な気持ちになっていたのを、今でも覚えています。

あの日は、僕の人生の中でも、忘れられない大切な1日になりました。

本来、この活動はその日だけのはずでした。
でも後日、その男の子が「もう一度遊びたい」と言ってくれていたと聞きました。

それが本当に嬉しくて、
もう一度会うことができ、2回目のボードゲームの先生を行いました。

その後、関係は一度途切れてしまいました。
でも、あの2日間のことは、ずっと頭から離れませんでした。

ふとした瞬間に思い出してしまって、
なんだか落ち着かない日が続いたのを覚えています。

実は、ボードゲーム自体はそれ以前から作っていました。
でも、自分が納得できるものや、
友達が「面白い」と言ってくれるものはなかなか作れませんでした。

けれど、あの日をきっかけに考えが変わりました。

「もう一度、あの子の笑顔が見たい」
「また会いたい」
「今度は、自分のゲームで楽しんでもらいたい」

そう思うようになりました。

それからは、作っては壊し、また作っては壊す日々。
そのたびに友達に遊んでもらい、改良を重ねました。

そしてあるとき、ついに友達が

「面白い!」
「もう一回やろう」

と言ってくれたんです。

その瞬間、
「これを形にしよう」と決めました。

そして、思いました。

「あの子に届けたい」
「あの子のように楽しんでくれる人に届けたい」

デザインにも悩みましたが、
あの子がふと話していた“好きなもの”を思い出し、ヒントにしました。

「1人に向けて作ったものは、多くの人にも届く」

そんな言葉を思い出しながら、デザインを決めました。

気づけば2026年3月。
ついに、自分のボードゲームが製品として完成しました。

そしてあの日から1年後。
再び学童を訪れる日がやってきました。

そこには、あの子がいました。

みんなで僕のゲームを遊びました。
真剣にルールを聞いてくれて、
楽しそうに遊んでくれました。

あの子も、

「おもしろい!」
「このデザインいいよね!」

そう言ってくれました。

あの日見た光景が、もう一度、目の前にありました。

みんなと再会できたことだけでも特別な1日でした。
でもそこに、自分の作ったゲームがあって、
それを目の前で遊んでもらえている。

その光景が、本当に嬉しくて、
うまく言葉にできない感情になりました。

あの日から数日経った今でも、
その余韻がずっと残っています。

このゲームは、
ある一人の子どもとの出会いから生まれました。

でも届けたいのは、その子だけではありません。

人を信じること。
疑うこと。
そして、そのあとに残る感情。

それはきっと、子どもでも大人でも、
誰もが向き合うものだと思っています。

『DIRTY DEAL GAME』(ダーティ ディール ゲーム)は、
そんな“人と人との関係”を体験するゲームです。

あのとき感じたあの感情を、
今度は、あなたにも体験してほしい。

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